日本認証株式会社

なぜ安全資格が
必要なのか

資格取得の意義とその広がりをご紹介します。

このページでは、「なぜ資格という形式が必要なのか」という基本的な考え方から始まり、資格を活用することで得られる効果、実際の取得事例、そして資格者数や導入企業の広がりまで、資格制度の全体像をご紹介します。
個人の成長や企業の競争力強化にどのように貢献しているのか、国内外での展開状況も含めて、ご覧ください。

学習だけでなく「資格」という形を持つ理由

単に知識や技能を身につけるだけであれば、学習や教育を受けるだけで十分だと思われるかもしれません。しかし、学習したという事実だけでは、その人が本当に知識や技能を習得しているかどうかを客観的に判断することはできません。そこで、試験を通じて習得度を評価し、合格者に「資格」という形を与えることで、知識や技能を確かに身につけていることを第三者に示すことが可能になります。

資格の活用効果

企業・経営者にとっての利点

  • スキルの⾒える化と標準化:資格の有無を管理することで、部署や事業所ごとの安全レベルを把握し、格差の是正が可能になります。
  • ⼈材登⽤‧昇給基準の明確化:資格を当該業務の登⽤/昇給条件とすることで、従業員の評価や育成がしやすくなり、モチベーション向上にもつながります。
  • 広報効果と企業ブランドの向上:資格者の活⽤を通じて、安全への取り組みを社外にアピールしやすくなり、企業イメージの向上にも貢献します。
  • 競争⼒強化: 専⾨性の⾼い⼈材を多く抱えることで、市場での優位性を確保し、企業の成⻑を後押しします。

個人としてのメリット

  • ⽬標の明確化:資格取得を⽬標に置くことで、知識/技能を⾝につけるために何をどうしたらよいか明確になります。
  • 習得した知識/技能の証明:資格は単なる学習履歴ではなく、実際にスキルが⾝についていることの客観的な証となります。
  • 業務の円滑化/キャリアアップ:資格を通じて専⾨性を⽰すことで、社内外のコミュニケーションがスムーズになり、昇進や転職にも有利に働きます。
  • モチベーション向上:資格取得という達成感が⾃⼰肯定感を⾼め、⽇々の業務への意欲を維持‧向上させます。
  • ⼈的ネットワークの拡⼤:資格関連のセミナーやコミュニティへの参加を通じて、志を同じくする仲間との出会いや情報交換の機会が広がります。

資格の取得事例

資格名称は省略形です。詳しくは、資格⼀覧にて確認してください。

機械メーカーの場合

  • 使い易く、より安全な製品をお客様に提供したい
  • 設計ノウハウが属⼈化してきたので、標準化を進めたい
  • 海外の顧客からの引き合いにも対応できるように、国際規格に対応した設計にしたい
担当部署 役割 推奨資格
経営 社会状況を把握し、安全の⽅針を明確にして、社内体制を構築する SO-G、SO-C
設計開発 商品価値に安全を組み込み、国際規格に基づいて製品を設計する SLA、SEA-C、SA、SSA
品質保証 開発された製品が国際規格に基づき安全であるか妥当性確認する SLA、SEA-C、SA、SSA
技術営業 顧客に安全の必要性を理解してもらい、適切な商品提案をする SA、SSA
ロボットSler 安全なロボットシステムの提供 RSA

機械ユーザーの場合

  • ⼆度と事故を起こさないように、リスクアセスメントに基づく設備改善を⾏いたい
  • リスクアセスメントを社内の様々な部署へ展開し、安全化を推進したい
  • 導⼊したリスクアセスメントの効果を更にあげていきたい
担当部署 役割 推奨資格
経営 状況を把握し、安全の⽅針を明確にして、リソースを割り付ける SO-G、SO-C
⽣産技術 過去のノウハウを継承し、安全で使いやすい設備を導⼊する SLA、SEA-C、SA、SSA
ロボットによる⾃動化を推進する R-SLA、R-SEA-C、R-SA、R-SSA
製造保全 現場、現物、現実を他部署と共有し、正しい作業で事故を防ぐ SBA-Mo、SBA-Ex
環境安全 安全を推奨し、部署間連携のための情報共有をする RSA

活用事例ご紹介

日本認証の安全資格は、さまざまな業種の企業様に導入され、安全性の向上や人材育成、国際対応などに活用されています。以下に、実際の活用事例をご紹介します。

セーフティアセッサ(SA)資格∕安全設計‧技術⼒の証明に

  • 資格は業界でも⾼く評価されており、他社に対して技術⼒のアピールとなっています。(輸送⽤機器製造業)
  • ⾃社設備の安全設計のために必要な社内認定資格として、制度化しました。(運送⽤機器製造業)
  • 現場⽴ち上げスタッフ全員が取得することで、安全化を推進中。(電気機器製造業)
  • 取得することで、機械化を進める際に安全⾯を考慮に⼊れることができました。(貨物運送業)
  • 知識習得で、海外本社からの国際規格に基づく指⽰が理解できるようになりました。(テーマパーク業)

スキームオーナーであるNECA主催により、資格者による座談会、インタビューがおこなわれました。
社内ではどのように推進、活用しているのか等様々なトピックについて伺っていますので、こちらもぜひご覧ください。

セーフティベーシックアセッサ(SBA)資格∕⼈材育成‧海外展開へ

  • SBA-Moの資格取得を⽬標とし、社員全体の安全に対する意識向上を。(機械製造業)
  • SBA-Ex資格は防爆安全の基礎学習に⾮常に有効で、⼈材育成に活⽤しています。(防爆電気機器製造業)
  • 海外事業所でも同じレベルの安全確保するためにSA資格、SBA資格を利⽤しています。(⼟⽯品製造業)

ロボットセーフティアセッサ(RSA)資格∕ロボット安全の実践に

  • 資格者が社内設備の安全チェックや顧客への安全提案を実施しています。(ロボットSler)
  • 資格者が機能安全指導を⾏い、協働ロボットの妥当性評価実施しています。(輸送⽤機器製造業)

セーフティオフィサ(SO)資格∕安全⽂化の醸成に

  • SO資格の取得を管理職者の必須として、安全活動の推進と安全文化向上に務めています。(化学製品製造業)
  • 役員や管理職などが、SO資格を取得し、SA資格を保有している技術者との連携により安全に対して同一の考え方や言葉で行動できています。(電気機器製造業)
  • 建設SO資格を取得し、建設現場の安全やリスクについて関係者に正しく説明することができ、リスク低減につながっています。(建設会社)
  • 建設SO資格を取得し、建設機械の安全化対策と現場への適用について、より現場ニーズに添うことができています。(建設機械製造業)

SO資格(建設含む)のための
eラーニングの学習内容紹介です。

建設SOについての資格紹介動画です。