当社は、総合化学会社として製造業を主体とする事業を展開しております。我々はその中で、生産技術に従事しており、防爆電気機器の導入、メンテナンスを実施する機会が多く、防爆安全についての知識は必須であると認識しております。この度は、日本認証株式会社殿のご協力を得て、弊社グループ社員を対象としたSBA-Ex資格団体試験を実施いただきました。若手技術者を中心として、50名を超えた参加者となり、関心の高さを実感いたしました。今後も、得られた知識、資格を活用し、安全操業に努め、社会貢献していきます。

現在、私は防爆エリアに設置可能な無線LANシステムの開発、及び設計業務を担当している事もあり、防爆技術に関する知識は必要不可欠です。そんな中、SBA-Ex資格の取得は、開発設計業務に必要な知識を深めるだけでなく、防爆工事も含めた防爆電気機器安全分野全般の知識を体系的に理解することができる良い機会となりました。また資格の保有は、お客様への説得力向上と共に信頼獲得につながり、その結果、開発商品（防爆無線LANシステム）の販売促進にも貢献していると考えています。

弊社は、工場に防爆指定エリアを保有されている会社様向けに、情報武装化のツールとして防爆エリアで使用可能なIPネットワークシステム機器の開発、販売、エンジニアリングおよび工事を行っております。SBA-Ex資格取得により防爆機器開発の仕様要件を満足させるための創意工夫に役立て、またエンドユーザー様へは防爆システム構築・運用・保守までご説明させて戴くことにより更なる信頼を得ることができました。これまで鉄鋼製造現場で培ったエンジニアリング及びメンテナンス技術をベースとして、業務高度化を実現するべく、様々なFIT（Factory`s Information Technology生産現場情報技術）ソリューションシステム提供を進めています。

具体的な情報武装化の手段として、防爆有線・無線LANと防爆IT機器を駆使することにより作業者が必要とする操業・設備情報が現場でいつでもどこでも入手でき、現場の情報を必要な相手（人やシステム）にいつでもどこでも即座に発信できるようになります。この情報武装化が業務効率化推進、生産性向上、品質向上、技術伝承、安全確保を進化させます。

当社は、タンカーから油やガスを荷役(積卸し)する港湾設備用の機械装置を製作しており、私の部署は、その機械の電気制御設計を担当しています。電気機器を設置する場所は危険場所であるため、当社にとって防爆の知識は必要不可欠なものです。

SBA-Ex資格取得の主目的は若手育成のためであり、若手社員に防爆の基礎から知ってもらい、実際の業務に活かしてもらうことを念頭に考えました。しかし、資格取得を通じて、防爆に関する全般的な項目はもちろん、保守点検の話題など、設計以外の観点からも防爆安全について触れることができ、ベテラン設計者にとっても勉強になったと思います。

当社は(株)クボタの電子式計量機器の販売・サービス会社であり、特に防爆型計量機器及び防爆型液体充填機などには多数の国内のお客様を持っています。かねてから、防爆電気機器における保守点検方法や防爆電気機器知識を高める教育や資格について探しておりましたところ、こうしたSBA-Ex資格に出会うことができ大変喜んでおります。

顧客の安全や安心を守るためにはこうした体系的な教育資格は大変役立つものであり、早速３年計画で弊社の営業及びサービス員全員にこの資格を取得させるべく計画をいたしました。 こうした取り組みが従業員にとっても安全安心な作業につながっていくことを期待しています。

当社アドバンスオートメーション事業は、工場やプラント市場向けの計装機器の開発から保守まで一貫した体制でお客さまに提供しており、防爆電気機器も数多く取り扱っております。

今回サービス部門を中心に営業・エンジの社員を含め150名余りに社内講習＋団体試験を実施しました。これまで独学で対応していた防爆知識を講習でレベル合わせでき、講習の最後に第三者認証されたSBA-Ex試験を行うことで受講者の真剣さが一段上がったと実感しております。また受講者からも好評な受講報告を受けています。これによりお客さまに適正な防爆電気機器および保守を提供することに繋がるものと確信しております。

ノルウェーが本部の第三者認証機関「Nemkoグループ日本支社」の製品認証部で、防爆電気機器を含む製品安全、各国申請のプロジェクト管理などを担当しています。業務は英語でし、昨年には「IECExの要員認証」も取得。防爆安全ガイドブックの講習では、基本を再確認し、自らの実務経験に理論を結びつけられました。「SBA-Ex資格」を取り、防爆機器関連の業務への知識をより深められ、スキルアップにもつながりました。